●120km/hメーター
 
 LJ20純正の120km/h表示のものが、ようやく手に入り交換しました。部品提供元のLJ20には申し訳ないことをしましたが、積年の夢、実用性とディティールがアップしました。
 メーター、ガラスは綺麗に清掃して、接着剤でガラスを4点接着した後、周囲をシール剤で防塵、防滴しておきました。ガラスを全周固定してしまうと、次に外すときに破損させてしまう可能性がありますので、防塵、防滴は接着剤に頼らずシール剤でおこなうべきだと思います。また、針は蛍光塗料が剥れていたので、全て剥がしてホワイトにしました。余談ですがメーターの針は塗装してしまうと微妙に精度が狂うので、塗装すべきではないとのことです。メーター照明は以前と同じくグリーンにしました。

 ユニット自体は完全互換です。画像にあるのは手前がSJ20専用の100(110)km/h表示、1型のもの。真ん中はSJ10の、恐らく2型以降用80(90)km/h表示です。LJ用はターンシグナルが矢印型、SJ20-1も同様に矢印型です。どうもツリ目モデルまでは矢印型のターンシグナルが採用されていたようです。また、ツリ目モデルには「S」マークが入ります←どうでもいい。それにしても、SJ20までこの120km/h表示のままでよかったのではないかと思うのですが・・・????

追記:正確さという点ではNGなSJ20のメーター考察
 丁度、BBSにてヨシズ渡辺殿が面白い突っ込みを入れてくれたので追記しておきます。SJ20はSJ10よりも高速寄りのファイナルギアレシオになっています。それでもメーターは同じ。違うのは文字盤だけです。つまり、メーター自体のギア比はまったく同じです。これには理由があり、GB400のメーターをデジタル化する際に知ったのですが、スピードメーターはJIS規格で「時速60km/h時にケーブルの回転が637prmないしは1400rpm」という規定があります。このお陰でカーナビなどのパルス検出や同一車種で異なるホイールサイズの純正装着がやりやすくなっている訳です。

 上記からSJ20の場合はメーターが同じというのは当たり前ですが、トランスファからの取り出しギアを変更して辻褄を合わせるというのが本来のやり方です。しかし、パーツリストを参照する限り、メーターケーブル取り出し用のドリブン、ドライブギア共に部品番号の基本機種番号は63=これはSJ10と共通。結局、SJ20のスピードメーターは実際より低い数値を叩き出す事になります。おそらくLJ80はJIS規格の及ばない土地へ出すわけですから、まあいいか・・・となったのでは・・・。文字盤はシッカリ別なものを作るというのは、一見無駄なことをしているようですが、LJ80は海外での要望に応えたわけで「110km/h出まっせ〜!(高速性能UP)」というアピールの重要性から、メーカーも多少コストをかけたのではないかと思います。正確さはNGですが、この程度の誤差はタイヤ交換でも出るものですから大したことはないのでキャンキャン言うわけではないのですが、スズキの「やりかた」を想像すると、面白いですね(本文はあくまで管理人の妄想です)。